日立CM「この木なんの木」の正体は?ハワイ名所の現在と樹齢を徹底解説
日曜日の夜やテレビ番組の合間に流れる親しみやすいメロディとともに、画面いっぱいに広がる圧倒的な大樹。日立グループの企業CMとして半世紀以上にわたり日本人の心に刻まれてきた「日立の樹」ですが、あの印象的な巨木がCGではなく、実在する本物の木であることをご存じでしょうか。
「あの木は一体何の木なのか」「どこに行けば実際に見られるのか」という長年の疑問から、現在の保護状況や観光スポットとしての最新事情まで、現地ハワイの動向を含めて詳しく解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「この木なんの木」の正式な植物名はアメリカネムノキ(通称:モンキーポッド)で、マメ科に属する熱帯植物。
- 要点2:木が存在する場所はハワイ・オアフ島の「モアナルア・ガーデン」であり、推定樹齢は約130年を超える巨木。
- 要点3:歴史ある公園は現在も保全が続けられており、入場料やアクセス環境を把握すれば一般の旅行者も現地で雄姿を体感できる。
【真相解明】「この木なんの木」の正式名称と植物としての驚くべき特徴

CMソングの歌詞では「名前も知らない木ですから」と歌われていますが、植物学上の分類は明確に解明されています。日立の樹の正式名称は、マメ科ネムノキ亜科に属するアメリカネムノキ(学名:Samanea saman)です。英語圏やハワイ現地では一般的にモンキーポッド(Monkeypod)や「レインツリー(Rain Tree)」の名で親しまれています。
アメリカネムノキの最大の特徴は、周囲へ大きく傘状に広がるダイナミックな樹形にあります。日差しが強い熱帯気候において広大な木陰を作り出すだけでなく、日の出とともに葉を開き、夕暮れや雨が降りそうになると葉を閉じる独特の就眠運動を行います。「レインツリー」と呼ばれる由縁は、葉が閉じることで雨水が地面に直接落ちやすくなる性質や、雨の前触れを告げるように葉を閉じる習性に由来しています。
また、開花期を迎えると、繊細な絹糸のようなピンクがかった淡い花を無数に咲かせ、緑豊かな樹冠に美しい彩りを添えます。日立CMの木の種類としても知られるこの樹木は、中南米を原産としながらも、現在はハワイや東南アジアなど世界中の熱帯地域で街路樹や公園樹として広く親しまれています。
ハワイ・オアフ島「モアナルア・ガーデン」に実在!樹齢や大きさのリアル

テレビ画面越しに見るあの雄大な木が根を下ろしているのは、太平洋の楽園ハワイです。この木なんの木の場所は、ハワイ・オアフ島のホノルル中心部から車で約15分ほどの場所にある歴史的な公園「モアナルア・ガーデン(Moanalua Gardens)」の敷地内です。
現地に立つと、そのスケール感は映像以上の迫力で迫ってきます。モアナルア・ガーデンにある日立の樹のサイズとスペックは以下の通りです。
- 推定樹齢:約130年〜140年
- 樹高(高さ):約25メートル
- 枝の広がり(幅):約40メートル
- 幹の周囲:約7メートル
大人が何人も手を繋いでようやく一周できる太い幹と、横幅40メートルにも及ぶ緑の天幕のような枝ぶりは圧巻の一言です。この地はかつてハワイ王国のカメハメハ5世が別荘を構えていた由緒ある土地であり、現在でもオアフ島を代表する歴史的景勝地として大切に管理されています。
【2026年最新動向】モアナルア・ガーデンの現在の様子と入場料・運営事情

ハワイ旅行の定番スポットとして愛されてきたモアナルア・ガーデンですが、近年はその運営体制に変化が見られます。かつては誰でも自由に立ち寄れる無料の私有公園でしたが、現在は美しい景観と自然遺産を守るための環境維持を目的として、入場料の徴収と厳格な管理運営が行われています。
2026年現在におけるモアナルア・ガーデンの入場料は、大人(13歳以上)1人あたり10ドル前後、子供(6〜12歳)は5ドル前後(※5歳以下は無料)で設定されています。徴収された料金は、樹齢100年を超える巨木たちの剪定や土壌改良、芝生のメンテナンス費用へと充当されています。
日立グループは公園の所有者と独占的な撮影・宣伝権契約を結んでおり、年間を通じて手厚い維持協力金を拠出しています。日立のこの木なんの木の現在の様子としては、専任の樹木医(アーボリスト)による定期的な診断と丁寧なケアによって極めて健全な樹勢を誇っており、訪れる観光客を生命力あふれる緑の傘で迎え入れています。
歴代の「日立の樹」CMをプレイバック!実はハワイ以外の木も登場していた?
「日立の樹」CMが初めて放映されたのは1973年のことです。半世紀を超える歴代シリーズを振り返ると、実はモアナルア・ガーデンのモンキーポッドだけが一貫して使われてきたわけではありません。
CMの歴史を紐解くと、時代ごとの演出意図に合わせて世界各国の異なる大樹が登場しています。
- 初代(1973年〜):実写ではなく、温かみのあるイラストアニメーションで描かれた木でした。
- 第2代(1975年〜):初めて実写の木が登場。ハワイ・オアフ島のモンキーポッドが採用されました。
- 第3代〜第5代(1979年〜1980年代後半):ハワイを離れ、シンガポールにある大樹や、アメリカ・カリフォルニア州オレンジ郡のオークの木、さらには南米・ハワイの別個体など、世界各地の巨木がロケ地に選ばれました。
- 第6代(1989年〜):再びハワイ・モアナルア・ガーデンのモンキーポッドへと原点回帰。
- 第9代以降〜現在:モアナルア・ガーデンの木が高解像度映像で撮影され続け、日本の視聴者にとって「この木なんの木=ハワイのモンキーポッド」という不動のイメージを確立しました。
世界中の様々な巨木を巡った結果、大地にどっしりと根を張り、どこまでも優しく枝を広げるハワイのモンキーポッドが、グループの理念を象徴する最もふさわしいシンボルとして定着していった歴史があります。
名曲「この木なんの木」歌詞に込められた意味と作詞・作曲の誕生秘話
「この木なんの木 気になる木〜」という一度聴いたら耳から離れないフレーズは、日本の音楽界と広告界を代表する名クリエイターの手によって生み出されました。作詞を手掛けたのは数々の名CMソングで知られる伊藤アキラ氏、作曲は昭和から平成の音楽シーンを牽引した巨匠・小林亜星氏です。
この楽曲の歌詞には、単なるキャッチーさを超えた深いメッセージが込められています。当時、重電から家電、情報通信まで多岐にわたる事業を展開していた日立グループの全体像は、一般消費者にとって一言で説明するのが難しいものでした。「名前も知らない木ですから 名前も知らない花が咲くでしょう」という歌詞には、「まだ見ぬ未知の可能性や新しい技術を次々と花開かせ、社会を支える大樹でありたい」という創業の志と企業姿勢が見事に表現されています。
個人個人の力は小さくとも、集まることで人々を包み込む大きな木陰となる――時代が移り変わっても色褪せない人間味あふれる哲学が、あの優しいメロディに息づいています。
ハワイ旅行で訪れたい!モアナルア・ガーデンへの行き方・アクセス徹底ガイド
オアフ島を訪れる際、この伝説の巨木を間近で見学するためのアクセス方法を整理しました。ホノルル国際空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)から比較的近い内陸部に位置しています。
【主な交通手段と移動時間の目安】
- ライドシェア(Uber / Lyft)またはタクシー: ワイキキ中心部から約20〜30分。最もスムーズかつ時間を有効活用できる推奨ルートです。帰りの配車も比較的呼びやすいエリアです。
- レンタカー: H-1フリーウェイからH-201を経由して約15〜20分。ガーデン敷地内に無料駐車場が完備されています。
- TheBus(市バス): ワイキキから路線バスを乗り継いで約1時間前後。最寄りバス停から数分歩きますが、ハワイの公共交通機関に慣れている方向けのリーズナブルな選択肢です。
- オプショナルツアー: オアフ島観光ツアーや日立の樹を巡る定番半日ツアーを利用すれば、ガイドの解説付きで迷うことなくアクセスできます。
園内は日差しを遮る場所が木陰以外に少ないため、午前中の比較的涼しい時間帯に訪れるのがおすすめです。青空と鮮やかな芝生、そして圧倒的な木漏れ日のコントラストは、写真映えする絶好のフォトスポットとなっています。
【この木なんの木の木】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:モアナルア・ガーデンには同じような木がたくさんあると聞きましたが、日立の木はどれですか?
A1:園内には複数の巨大なモンキーポッドが点在していますが、CMで使われている「日立の樹」の前には日本語と英語で表記された案内板(サインボード)が設置されています。看板を目印にすれば迷うことなく特定できます。
Q2:日本国内でもモンキーポッド(アメリカネムノキ)を見ることはできますか?
A2:熱帯植物のため屋外での自生は沖縄や小笠原諸島などに限られますが、本州でも大規模な温室を備えた植物園(東京都夢の島熱帯植物館や咲くやこの花館など)で鑑賞できる場合があります。ただし、ハワイの現地個体のような広大な樹冠に育つには広大な敷地と熱帯の気候条件が必要です。
Q3:モアナルア・ガーデンは現在、予約なしでも立ち寄れますか?
A3:通常の開園時間内であれば個人旅行者は予約なしで入場可能です。ただし、特別イベントの開催日やメンテナンスによる休園日、開園時間の変更(通常は朝9時頃から夕方まで)があるため、出発前に最新の公式営業情報を確認することをおすすめします。
まとめ:半世紀を超えて愛される「日立の樹」が語りかけるメッセージ
「この木なんの木」の愛称で親しまれる日立の樹の正体は、ハワイ・オアフ島の歴史あるモアナルア・ガーデンに力強く根を張るアメリカネムノキ(モンキーポッド)でした。
推定樹齢130年を超えるその巨木は、激動の時代や環境の変化を静かに見守りながら、今も豊かな緑の傘を広げ続けています。単なる一企業のコマーシャルシンボルにとどまらず、世代を超えて人々に安心感と希望を与え続けるその姿は、ハワイの自然が育んだ生きた文化遺産と言えます。現地を訪れる機会があれば、ぜひその雄大な木陰の下に立ち、写真越しでは味わえない圧倒的な生命の息吹を肌で体感してみてください。 (出典: この 木 なん の 木 の 木(Yahoo!ニュース))